立地について考えよう

修理研修

新年あけましておめでとうございます!

今年も宜しくお願い致します^^


さて、開業を考えている人に質問なんですが、

「もし開業したら、あなたはどのようなお客さんをターゲットとして想定していますか?」

ここでひとつ、以前私の知り合いから聞いた話をします。

ある人があるフランチャイズに加盟して修理店を開業したんですね。

ある人を、仮にAさんとしましょう。

Aさんは、元々自分で商売をするのが夢だったため、正社員として長年働いていた会社を退職し、その退職金と貯金を使って、念願叶って修理店を開業しました。

開業地は、Aさんの居住地の隣町の某ディスカウントショップでした。

そこそこ大きな街の、日本人なら誰もが知るショップです。

なぜそこに開業したのか、具体的な理由は私には分かりませんが、加盟したチェーン店がそのディスカウントショップと協力関係にあるようで、おそらくフランチャイズの親会社に勧められたんだと思います。

その場所の敷金・礼金や家賃、フランチャイズへの加盟料だけで数百万円が吹き飛び、当初から金銭的に余裕がありませんでした。

それでも、立地的には人通りの多い場所だったため、その時は「実際に開業すれば安定した収益を出せる」と信じていたAさんは、その段階では希望に溢れていたそうです。

そして、実際に営業をスタートします。

では、その後どうなったのかというと、結局そのお店は数ヶ月で閉店しました。

そして、今Aさんは全く別の仕事に就いているそうです。

私がAさんの話を聞いたのは、閉店後ずいぶん後になってからでしたし、あくまでも又聞きなため真偽の程は分かりません。

しかし、もしこれが本当であれば、Aさんについては正直救いようが無いというか、どこを取っても良い点がないため、可哀想ですが、閉店したのは当然だとは思います。

ただ、この話で一点だけ教訓にできることがあります。

それは「立地についてしっかり考えよう」ということです。

弊社修理研修の受講生さんの話を聞いていても、立地や客層についてちゃんと考えている方って、想像以上に少ないという印象があります。

Aさんの場合、ディスカウントショップの中ということで、人通りこそ多いですが、では果たして「正当な対価を払ってくれる人はどれだけいるのか?」という話ですよね。

また、そのディスカウントショップは、一般的に若年層のガラの悪い人が多いイメージなので、その分トラブルも発生しやすいです。

そんなところに高いお金を払って開業したところで、まともな収益をあげられるわけもありません。

逆のパターンもありますよ。

過疎化の進んだ田舎に開業したところで、固定費がどんなに安くても、iPhoneを使っている人がいなければお客さんなんか来るわけありませんので、全く儲かりません。

どちらかというと、うちの場合はこっちです。

弊社のある茨城県取手市は、高齢化の進んだ街なので、営業には多大な工夫が必要です。

一定数の方が「今はiPhone修理の需要が高いから、店を開ければお客さんは来る」と信じているみたいですが、それは幻想です。

確かに修理の需要はものすごく高いですが、店を開けて自然に来てくれるのは近所の人か、そこをたまたま通った人だけです。

しかも、もしその立地の客層が悪ければ、利益率も低いですし、嫌な思いも沢山することになります。

私は「そんな商売したいですか?」と思います。

もちろん割り切ってやる分には問題ないですが、であれば最初に覚悟しておかないと、疲弊してすぐにやめたくなります。

すでに開業地が決まっている人も、これから探す方も、今一度「立地」と「客層」についてよく考えてみていただくと失敗しにくいと思います。

新年早々あまり夢のない話ですが、夢を叶えるためには、現実を見て対策を打つことが重要です。

ぜひそれを覚えておいてください。

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